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Diego Comic-Con 2006 |
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バートン×デップ、4度目のコラボレーション! |
2005年9月4日(日)、日比谷の帝国ホテルで、『チャーリーとチョコレート工場』(ワーナー・ブラザース映画配給)の監督ティム・バートン、プロデューサーのリチャード・D・ザナック、主演のジョニー・デップの来日記者会見が開かれた。
『チャーリーとチョコレート工場』はミステリー小説や児童文学で知られるイギリスの作家ロアルド・ダールが1964年に発表した『チョコレート工場の秘密』が原作。イギリスでは『ハリー・ポッター』シリーズや『指輪物語』に並ぶ人気を誇るロングセラーで、1971年にはメル・スチュアート監督、ジーン・ワイルダー主演で映画化され高い評価を受けている(日本では劇場未公開で、ビデオ・タイトルは『夢のチョコレート工場』)。 ちなみに、バートンがプロデュースしたストップモーション・アニメ『ジャイアント・ピーチ』(1996)は同じくダールの『おばけ桃の冒険』が原作である。
デップの家族についての質問も寄せられた。撮影中、デップの子供たちもセットを訪れ、彼の専用トレーラーに遊びに来たが――。「トレーラーのドアを開けたとき、僕はウォンカの扮装をしていた。それを見て、子供は3分半くらい口をあけていた」と、デップはそのときの子供の顔をしてみせた。「トラウマになったかもしれないね」と彼は笑って続ける。「3歳になる子は映画を観たあと、こう言ったよ。“パパ、すごくヘン”」 ザナックにとっては、「ティム・バートンにプレッシャーがかからないようにすることが、今回、私の最も重要な仕事だった」という。「できるだけスタジオや出資者から遠ざけて、想像力豊かなティムが望みどおりのものをつくれるよう、彼を守ることが私の任務だった」
原作のウィリー・ウォンカは白髪の老人で、映画のようなバックストーリーはないという。したがって、結末も原作とは違う意味合いを持つことになったということだ。 タイトルロールであるチャーリーを演じたフレディ・ハイモアは、デップの推薦で決まった。ハイモアはアカデミー賞7部門にノミネートされた『ネバーランド』(2004)でデップと共演している。
劇中、『2001年宇宙の旅』(1968)の出だしを思わせるシーンが登場するが、スタンリー・キューブリック監督へのオマージュなのか、別の意図があったのかという質問に、バートンは、「キューブリックは素晴らしい監督だ」と認めながら、「実は、あのシーンはハプニング」と舞台裏を語った。「白いTVルームのセットをつくってみたら、『2001年』を彷彿させるセットができあがり、音を入れると、宇宙船の中にいる感じがした」すぐに『2001年』の有名なシーンが浮かんだというバートンは、ごく自然に、板チョコをモノリスに見立てた。「でも、テスト試写で何人かの子供から、“この映画はとてもよかったけれど、猿が出てくる場面はウソっぽかった”と批評されたよ」 また、それぞれの「お気に入りのシーン」について訊かれ、デップは、「好きなシーンを選ぶのは難しいけれど、撮影で思い出に残っているのは、ティムが僕や子供たちをガラスのエレベーターに閉じ込めて、100フィートの高さに宙吊りにしたこと」と回想する。「暑いエレベーターの中で、(雪が降りつもる)お菓子の山を想像して演技するのは、ちょっとない体験だった」 バートンも、好きなシーンを選ぶのは難しいと前置きしたうえ、「しいて言うならリスのシーン。リスが苦手だから。自分の恐怖心を拭い去るという意味でも、あのシーンは印象的だった」と本気か冗談かわからないバートン節を聞かせた。
ティム・バートンと、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』(2001)に主演したヘレナ=ボナム・カーターとの間に、去年男の子が生まれた。その事実がこのファンタジー・アドベンチャーにどのような影響を与えたかと訊かれたバートンは、「僕が赤ちゃんを産んだわけではないけれど……」と軽くかわした。「子供を持つという感覚は、美しい体験だが、すごくショッキングな出来事でもあった。でも、まだ子供はホラー映画かエイリアンの世界のものという感じだ。今のところ子供の影響を受けてはいない。まだショック状態にある」 その息子ビリー・レイモンドは『チャーリーとチョコレート工場』にちらりと出演している。今後、へレナ=ボナム・カーターと監督、ビリーのコラボレーションもあるのでは、という質問には、「画面を横切る役で出演しているけれど、これが彼の最初で最後の映画出演だ」と否定。「横切るたびにカメラを見てしまうから、20テイクも撮り直さなければならなかった。もう絶対使わない(笑)」 続編についての質問に、ザナックは、「版権を持っているスタジオが決めることだが、今まで続編をつくった経験から言うと、第1作のレベルを保つのは難しい。続編がうまくいくというケースはとても珍しい」と述べた。「ただし、ティムとジョニーが、本当に素晴らしいスクリプトを出してくれたら、検討したいと思う。もっとも、この作品は1作で充分成立していると思う」
『コープス ブライド』は『チャーリーとチョコレート工場』と同時に撮影されたが、それについて、「2本の映画を同時につくり、ややフランティックになった」というバートン。「両方にジョニーが出てくれたのは本当にありがたかった。彼は1日中ウォンカを演じて、それが終わって子供たちが帰ると、キャラクターをスウィッチしてアフレコにかかったりした。ふたりとも一緒にいたから、便利と言えば便利だったが、やはり大変だった」 バートンの次作は、ブロードウェー・ミュージカルの傑作『ジプシー』のヒロインで実在した伝説のストリッパー、ジプシー・ローズ・リーの物語だという噂が流れている(日本では1991年に宮沢りえがジプシー・ローズ、そのステージママを鳳蘭が演じている)。また、ドイツの雑誌で、デップが次はポルノ映画に出ると発言している。この真偽について尋ねられると――。
真顔で漫才を始めるコンビに会場は爆笑。結局、次作の噂の真偽はケムにまかれた。 会見が終わったあともティム・バートン、ジョニー・デップは、帝国ホテル内で夜遅くまでかかって、40近いメディアの取材を受けたという。
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『チャーリーとチョコレート工場』ジャパン・プレミア
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